出張メンテ ＠ 黒川温泉 優彩

先日は、、
仕事の合間に撮影に関しての記事を投稿しましたが、、
モチロンちゃんと仕事もしてきました


「黒川温泉　優彩」の天文台は、
「そらしるべ」という愛称で、
平成25年の開台以来、、
宿泊のお客様に大変ご満足をいただいているそうです

メイン鏡筒となります、、
「ミューロン300CRS」ですが、、
主鏡、、5年経過にしてはメッキ劣化の進行が速い。。


裏面照射では膜抜けが一目瞭然。。


副鏡も同様。。中央部の膜抜けは痛い。。



どうやら、、
黒川温泉の蒸気に含まれる温泉成分が悪影響を及ぼしている様子。。
人には良い効能の温泉も、、
望遠鏡にとっては湯あたりを起こすのでしょうか？？


そんなしょうもない話は置いといて、、
膜抜けによる反射率の低下は反射鏡筒にとっては致命的
せっかくの暗い夜空も半減してしまいます

ということで今回、、
再メッキコーティングを行いました


反射率の復活した主鏡
クローズアップしても膜抜けはみられません


副鏡も一緒に再メッキコーティング


冒頭の写真は鏡筒組込み前の主鏡の様子。。

組込み後は光軸調整を行い、、
星像実視テスト、星像撮影テストを行いました。。


日没後すぐのアルデバラン。。

ミューロン300CRS直焦点 15秒 ISO800 ※クロップしてます。

スパイダー光条がキレイに伸びてます
傍らには伴星でしょうか？？確認できますね


輝きを取り戻した「そらしるべ天文台」の「ミューロン300CRS」
黒川温泉は温泉街全体がとてもいい雰囲気です
みなさん是非、泊まりに来てください